家庭と塾でいかにキャッチボールするか

2011.08.02

お子さんの性格にかかわらず、大手進学塾のカリキュラムを指示どおりに消化していくにはかなりの努力が必要になります。ですから、塾だけにまかせっきりと考えるのも無理がありますし、家庭だけでコントロールしようと考えるのも無謀です。ですから、親が「上手に塾を活用する」ことを心がける、これが成功への第一歩です。たとえば、算数が苦手だとしましょう。そのことを先生に伝えて、(1)問題集を指定してもらいます。基礎から復習が必要な場合は塾で使用しているテキストがむずかしい可能性もあるので、その場合は市販のテキストをすすめてくださるかもしれません。(2)その問題集のどこまでをいつまでにやろうと先生と子どもの間で計画を立ててもらいます。(3)やり方を指導してもらいます。ノートにやるのか、他のものにやるのか。そして、途中計算はどうするのかなど、具体的に指示をあおぎます。もし、お子さんが前章であげた「なんとかなるさくん」タイプの場合は、お母さんもその場に同席したほうがいいでしょう。やり方を忘れたとか、やり方をうまくお母さんに伝達できないことがあるからです。家庭では、これらの指示にそって消化していきますが、大切なのは必ずマルつけをして、やり直しをさせることです。特に、このタイプの子どもは「やり直し」が苦手です。「やりたくない」「いやだ」と言い出したら、「凛」とした姿勢で「先生との約束でしょう。いいの?ママはいいけど……」と言って、なにも言わずに放っておきます。その後、様子を見てやり直しができていないようなら、塾の先生に電話をしてください。子どもは先生との約束を守らなきゃと思っているのですが、どうしてもできないというジレンマの状態です。先生にきっかけをつくっていただきたいとお願いしましょう。先生が、「やってるか」「やり直しはできているか」と声をかけてくれるだけで、なにもなかったかのように壁を乗り越えられる子はたくさんいます。また、やり直しはていねいにやらせることが大切です。わからないところやできなかったところは、できるだけ家庭で解決できるようにします。ここがポイントです。お父さんやお母さんの中には、わからないことは塾で聞くのが当たり前じゃないか!家庭でやっていたら意味がないとおっしゃる方がたくさんいらっしゃるでしょう。

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