サッシも、まず重要なのはその高さである。いくらリビングの天井高が二・六メートル確保されていても、バルコニーに面したサッシの高さが一・九メートルそこそこでは、かえって両者の差が強調されてしまい、部屋全体にゆとりが感じられない。インテリアのグレードを保つためには、サッシの高さもやはり最低でニメートルは確保してほしいのである。サッシをチェックする際に重要なのは、サッシの上にある梁のデザインがどう処理されているか、である。最近は「外出し柱」といって、室内側を有効に使えるように、それまでは室内のリビング側に飛び出ていた柱を部屋から外に(バルコニー側に)出しました、と宣伝するマンションが増えている。三井不動産は、Mos(MitsuiutsideStructurebyshortspannedframesの略)構法という名称で柱を外に出す工法を独自に開発したと強調しているし、リクルートコスモスは「外出し柱」を全物件の標準仕様にしました、とさかんにアピールしている。大京もたいていどの物件のチラシにも、「アウトフレーム設計」という名称で、この点を物件の特徴としてうたっている。