漢方の力で肌質から改善

2011.09.16

血液をきれいにする食生活を心がけ、その上、運動や入浴を励行して体を温める、という基本が、あくまで美容・健康には大切ですが、さらに漢方薬を用いると効果を倍増させることができます。漢方では、2000年も前から駆鬱血剤(鬱血を改善する薬)として、桂枝荻苓丸、当帰勺薬散、桃核承気湯、四物湯、加味逍遥散などが有名です。体力中程度の人で、「足冷え、のぼせ」が存在して、肩こり、頭痛、めまい、あご、痔、生理不順、生理痛、肌荒れ、吹出物……」などの症状がある人には、桂枝狭苓丸(桂皮、勺薬、一伏苓、牡丹皮、桃仁より成る)を用います。これが女性特有のあらゆる症状に用いられ、「美容剤」としても代表的なものです。

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しかし、同様の症状があり、色白でポッチャリした水太りの人で、冷えを強く訴える場合は当帰芍薬散(当帰、川葛、市、沃苓、芍薬、沢潟より成る)を、皮ふが乾燥して色ツヤの悪い人には、四物湯(当帰、川苑、地黄、弓薬より成る)を用います。体力が十分にあり、暑がりで、血圧も高く、便秘のある人には、桃核承気湯(桂皮、甘草、大黄、芒硝、桃仁より成る)を用い、やたら冷えのぼせが強く、ときどき、カーッとして発汗し、イライラ、不安、不眠など精神症状を伴う、体力のない人には、加味逍遥散(生姜、当帰、ボ、荻苓、弓薬、甘草、柴胡、牡丹皮、薄荷、山楯子より成る)が用いられます。なお、こうした漢方にハトムギだけから作られた慧豆仁を併用すると、とくに美肌づくりには効果があります。